八重山諸島が舞台になったドラマはたくさんありますが、撮影地となった島ごとに分けて、そのドラマの詳細や見どころなどをご紹介させて頂きます。
意外と有名な方々が出演されているんですよ。
島に住む方々もエキストラで出演沢山しているので、島に住むとドラマや映画の撮影などに参加できるのも魅力的ですよね。
石垣島
ザ・ドクター(1999年)
ザ・ドクターはTBS系列で「東芝日曜劇場枠」で放送されたドラマです。
主なロケ地は東京と石垣島、一部竹富島でも撮影されています。
堤真一と長嶋一茂が演じる、対照的な2人の青年医師の対立を軸に展開していく、
医療ドラマで、そのほか葉月里緒菜や永井美奈子、山口紗弥加、高岡早紀、河相我聞、美保純、野際陽子などが華を添え、豪華な役者陣の若くフレッシュな様子も見どころです。
さとうきび畑の唄(2003年)
名曲「さとうきび畑」を元に作られ、TBS系列で放映された、1話のみ154分のスペシャルドラマです。
明石家さんまの主演で話題になった、太平洋戦争のさなかの沖縄を描いた反戦ドラマは多くの人々の胸を打ち、最高視聴率は32%に上りました。
第9回アジア・テレビジョン・アワードのドラマ部門最優秀賞や、第58回芸術祭テレビ部門大賞を受賞し、海外でも話題を呼んでいます。
作品のテーマとなった、森山良子が歌う「さとうきび畑」もエンドロールで使用されており、美しいメロディが感動的なラストシーンを彩ります。
僕の島/彼女のサンゴ(2008年)
僕の島/彼女のサンゴはNHK環境特別番組「SAVE THE FUTURE」のプロローグ・ドラマとして作成された、1話のみ55分のスペシャルドラマです。
美波が演じる、病に向き合う詩織と、田中圭演じる島の若者・孝太とのラブストーリーだけでなく、サンゴの白化現象への取り組みから、地球温暖化防止へのメッセージ込められた作品となっています。
竹富島
つるかめ助産院〜南の島から〜(2012年)
https://www.youtube.com/watch?v=V_tklc44NKU
小川糸の小説「つるかめ助産院」が原作のドラマで、NHK「ドラマ10」枠にて火曜22時から放送されていました。
沖縄にあるハート形の島・美波間島(架空)にある、つるかめ助産院に関する出来事の中で、命に向き合う女性たちに焦点を当てた作品です。 仲里依紗、中尾明慶が出演してこの出演をきっかけに結婚までいったのではないかとなっています。
ハート形の島は黒島ですが、撮影は主に石垣島と竹富島で行われていました。
小浜島
ちゅらさん(2001・2003・2004・2007年)
ちゅらさんは最高視聴率29%を記録した、NHKの連続テレビ小説の大ヒット作品です。
2003年には「ちゅらさん2」月曜ドラマシリーズで全6話、2004年には「ちゅらさん3」を全6話、2007年には土曜ドラマで「ちゅらさん4」が全2話で放映され、朝ドラの続編記録を更新した作品でもあります。
沖縄の方言で「ちゅら」には「美しい」という意味があり、「ちゅらさん」は「美しい人」という意味を持っています。
NHKの連続テレビ小説で沖縄を舞台にしたのは、ちゅらさんが初で、八重山の小さな離島「小浜島」はこのドラマにより一躍有名になりました。
人気シリーズのため、総出演キャスト数はかなり多く、主演の国仲涼子を筆頭として、上村(古波蔵)恵里、田中好子、沖縄出身者も多く出演し、楽しく温かく、そして見ごたえのあるドラマです。
かりゆし先生ちばる!(2009年)
かりゆし先生ちばる!はTX(テレビ東京)系列の「Lドラ」枠にて、月曜から金曜の13:00 ~13:30に放送された昼のテレビドラマです。
居場所を失った、元・政治家の女性が、沖縄の離島で小学校の教諭になり、島民との繋がりを深めていくストーリー
国分佐智子が政治家役で出演、作中に登場する「美浜島」は架空の島ですが、撮影は小浜島をメインに行われました。
波照間島
本日も晴れ。異状なし 南の島の駐在所物語
TBS日曜劇場の坂口憲二が警察役で日本の有人島で最南端の島が舞台モデルになっているヒューマンドラマ
波照間島はドラマの中では、なるみ島と言う架空の島になっています、
実際、ロケーションも波照間島で行われています物語のテーマは「償い」と「再生」
与那国島
Dr.コトー診療所(2003・2004・2006年)
山田貴敏による漫画「Dr.コトー診療所」が原作となり、フジテレビ系列で放送された医療ドラマです。
2003年に「木曜劇場」枠で放送された第1期が話題を呼び、2004年には全2話のスペシャル版として「特別編」と「Dr.コトー診療所2004」が、2006年には「木曜劇場」枠で第2期のドラマシリーズが放映されました。
作品中では八重山列島にあるとされる、架空の島・志木那島(しきなじま)の診療所でストーリーが展開していきますが、撮影は与那国島で行われており、撮影後は人気の観光スポットとなっています。
鳩間島
瑠璃の島(2005・2007年)
https://www.youtube.com/watch?v=XKQ_TootFL4
森口豁のノンフィクション小説「子乞い~沖縄・孤島の歳月」が原作となり、日本テレビ系の「土曜ドラマ」枠で放送されたドラマで、2007年にはスペシャル版も放映された作品です。
鳩間島をモデルにした、架空の島「鳩海島」で里子として生活することになった少女を成海璃子が演じ、雄大な自然や島民の生活が描かれています。
撮影は鳩間島だけでなく、西表島や石垣島でも行われました。
その他の島
真夏のメリークリスマス(2000年)
真夏のメリークリスマスはTBS系で金曜22時~放映されていたドラマです。
竹野内豊が演じる、都会で落ちぶれた元ボクサー・樹下涼と、中谷美紀が演じる純粋なまま育った女性・星野波流、竹富島の施設で育った幼馴染の二人が、上京して18年ぶりの再会を遂げ、変わりように驚きながらもいつしか惹かれ合うラブストーリーです。
特に竹野内豊ファンは必見の作品ですが、主役二人の幼少期を演じる、かわいらしい三浦春馬や近内里緒にもご注目ください。
八重山諸島が舞台他にも、
八重山諸島の美しい自然や文化、歴史を背景に、様々なドラマが制作されてきました。
ここでは、主な作品をジャンル別に紹介します。
🌺 時代劇・歴史ドラマ
- 「八重の桜」 (2013年、NHK大河ドラマ)
- 幕末から明治にかけて、激動の時代を生き抜いた会津藩主・松平容保の側室、山本八重の生涯を描いた作品。八重は、会津戦争で銃を持って戦うなど、時代の流れの中で翻弄されながらも凛として生きる女性像が魅力的です。
- 八重の故郷である会津若松の風景はもちろん、八重が晩年を過ごした沖縄の風景も美しく描かれています。
🏝️ 現代ドラマ
- 「島の先生」 (2000年、フジテレビ)
- 東京から来た教師が、沖縄の離島で様々な困難や葛藤を乗り越えながら、生徒たちと触れ合い成長していく姿を描いた作品。
- 沖縄の美しい自然や、島の人々の温かい人情、そして閉鎖的な島社会での複雑な人間関係などがリアルに描かれています。
- 「セカンドバージン」 (2010年、TBS)
- 沖縄の離島を舞台に、東京から移住してきた女性が、島で新しい人生を歩み始める姿を描いた作品。
- 移住を通して生まれる人間関係や、島の暮らしの良さ、そして都会とのギャップなどが描かれています。
- 「島は永遠に」 (1970年、フジテレビ)
- 沖縄返還直前の石垣島を舞台に、島の男性と内地から来た女性との恋愛を描いた作品。
- 戦争の傷跡が残る沖縄の風景や、人々の心の葛藤が描かれ、当時話題を呼びました。
🎬 映画
- 「八重子のハッスル」 (2015年)
- 八重山諸島の離島・波照間島を舞台に、都会で疲れた主人公が、島の人々との触れ合いを通して心身ともにリフレッシュしていく姿をコミカルに描いた作品。
- 波照間島の美しい自然と、ゆったりとした島時間の魅力が存分に描かれています。
- 「海のジプシー」 (2010年)
- 西表島を舞台に、海洋生物学者を目指す女性と、島の若者との恋愛を描いた作品。
- 西表島の豊かな自然や、伝統文化などが美しく描かれています。
- 「モスラ」 (1961年、東宝) は、八重山諸島・小笠原諸島を舞台にした怪獣映画の金字塔です。
- 巨大な蛾の怪獣モスラが、小笠原諸島から東京へやってくるというストーリーで、南国の楽園と怪獣の対比が印象的な作品です。
- 劇中では、小笠原諸島の美しい自然が描かれ、モスラが住む「インファント島」の神秘的な風景は、当時の観客を魅了しました。
- また、モスラを操る小笠原の島の民「小笠原の民」の美しい歌声も、作品の大きな魅力の一つとなっています。
- モスラは、日本の怪獣映画の中でも人気が高く、その後も数多くの作品が制作されています。
- 八重山諸島が舞台の「モスラ」も、日本の文化に欠かせない作品と言えるでしょう!
まとめ
八重山諸島が舞台のドラマには、美しい景色によって癒されるだけでなく、その島での人間模様のヒューマンドラマで温かい気持ちになれる作品が多く、沖縄が好きな方だけでなく元気を出したい方にもオススメです。
それぞれの時代背景やテーマを反映しながらも、美しい自然や文化、そして人々の温かい心を共通して描いています。
ドラマを見てから聖地巡礼するのも、おもしろいかもしれません!
離島の撮影は来るのが大変だからか、俳優さんが長期で滞在していることも多いです。
オフの日には石垣島まで遊びに来て町で遊んでたりするののを見かけることもあります。
網羅したつもりですが他にもあるよー!っていうのを知ってる人がいたら教えてくださいね。
これらの作品を通して、八重山諸島の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。