名蔵アンパル

名蔵アンパルは、沖縄県石垣市に位置する干潟およびマングローブ林を含む地域で、名蔵湾の河口付近に広がっています。
この地域は、亜熱帯特有の動植物が生息しており、特に貴重な野鳥の飛来地として知られています。

名蔵アンパルは2005年にラムサール条約に登録され、国指定の鳥獣保護区にも指定されています。

名蔵アンパルの面積は約157ヘクタールで、干潟やマングローブ林、海岸林など多様な生態系が形成されています。

ここでは、オヒルギやヤエヤマヒルギなどのマングローブ植物が見られ、干潟にはアナジャコやカニ類が豊富に生息しています。また、シギ・チドリ類やカンムリワシなどの水鳥も多く観察されます。

アクセスは、新石垣空港から車で約25分、離島ターミナルからは約15分です。

名蔵大橋を渡った先に駐車場があり、そこから階段を降りると名蔵アンパルに到着します。周囲にはトイレや自動販売機はないため、事前に準備をしておくことが推奨されます。

名蔵アンパルでは自然観察や潮干狩り、バードウォッチング、SUPカヤックなどが楽しめます。

特に干潮時には多くの生き物が姿を現し、訪れる人々を魅了しています。
また、美しいサンセットも見られるスポットとして人気があります